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作る順番

1件のサイトを作るとき、どの順で何を決めるか。飛ばした工程は、あとで必ず戻ってきます。

決める、組む、詰める、確かめるの4段階に11の工程を並べ、どの工程が後戻りを生むかを示した図
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  • 上から順に決める。飛ばした工程は、あとで必ず戻ってくる
  • 決める
  • 誰に、何を、どんな態度で
  • 載せるものと、その順
  • デザインスタイルを1つ選ぶ
  • ここが決まっていないと、この先の判断が全部好みの話になる。
  • 組む
  • 版面と余白の刻み
  • 文字の階段
  • 色の役割
  • 値に名前を付けてから先へ進む。
  • あとから付け直すのは高い。
  • 詰める
  • 部品を作る
  • 4つの状態を作る
  • 動きを足す(要るなら)
  • 正常だけを作ると、空とエラーの画面が最後まで残る。
  • 確かめる
  • 使えるか
  • 速いか
  • 伝わっているか
  • 機械で見るものと、人が見る
  • ものを分けて通す。
  • ここで見つかると、決める段まで戻る
  • 後戻りの原因になりやすい3つ
  • ✕ 色から決める
  • 見た目の話から入ると、態度が決まっていないので好みの押し付け合いになる。
  • ✕ 正常な画面だけ作る
  • 空・エラー・読み込み中が抜けたまま実装に入り、後から場当たりで足すことになる。
  • ✕ 最後に確かめる
  • コントラストとキーボードは構造の問題なので、後付けだと組み直しになる。
  • 工程は行ったり来たりするが、決める順序は動かさない。「誰に」より先に「何色か」を決めない。
  • 作る前に、どうなったら完成かを書いておく。書いていないものは検証できない。

工程は行ったり来たりします。それでも決める順序は動かしません。「誰に」より先に「何色か」を決めない、ということです。

決める#

読者と態度を決める#

読者を1行で書きます。年齢や属性ではなく、何を片づけたくて来たのかで。そのうえで態度を1つ選びます。信頼されたいのか、親しみたいのか、目立ちたくないのか。

ここが決まっていないと、この先の判断がすべて好みの話になります。

載せるものと順序#

利用者の言葉で分けます。組織図では分けません。ページを分けるか、1枚にまとめるかも、ここで決めます。

デザインスタイルを1つ選ぶ#

格式か親しみか。静かかにぎやかか。2つの軸で位置を決めると、候補が絞れます。最後に制約で絞ります。読む量、更新する人、回線です。

組む#

版面と余白の刻み#

先に版面を決めて、コンテナに与えます。行長を文字数で指定しません。余白は4か8の倍数で階段を作り、その中からしか選びません。

文字の階段#

本文16px、比1.2〜1.25の階段、1ページで4段まで。行間は和文の本文で1.7〜1.9。書体は役割で選びます。

色の役割#

地、文字、強調の3役だけを決めます。値ではなく、役割で名前を付けます。暗い表示の分もここで一緒に決めておくと、あとで破綻しません。

この段の値には、名前を付けてから先へ進みます。 あとから名前を付け直すのは高くつきます。

詰める#

部品を作る#

同じ形が3回出たら部品にします。2回目までは複製でかまいません。ボタンとリンクは、見た目ではなく動作で選びます。

最初の1枚は 見出し+本文+ボタンのカード から始めます。余白・文字・ボタンの3テーマを1枚に集約する演習です。10分以内にコピーと調整が終わるか試してください。

4つの状態を作る#

読み込み中、空、エラー、正常。正常だけを作ると、残りの3つが最後まで残ります。

動きを足す(要るなら)#

その動きが何を説明しているのかを一言で言えないなら、入れません。入れるなら、動かすのは transform と opacity だけです。

確かめる#

使えるか#

キーボードで一周します。フォーカスが見えるか、順序が見た目と合っているか。読み上げで見出しだけを拾って、ページの中身が分かるか。

速いか#

画像から見ます。表示寸法の2倍以下に縮め、AVIF か WebP にし、最初の画面より下は遅らせます。

伝わっているか#

機械で見るものと、人が見るものを分けて通します。ここで見つかった問題は、決める段まで戻ることがあります。だから最後に回しません。組みながら測ります。

後戻りの原因になりやすい3つ#

やりがちなこと何が起きるか
色から決める態度が決まっていないので、好みの押し付け合いになる
正常な画面だけ作る空、エラー、読み込み中を、あとから場当たりで足すことになる
最後に確かめるコントラストとキーボードは構造の問題なので、あと付けだと組み直しになる

作る前に、どうなったら完成かを書いておきます。 書いていないものは検証できません。

関連#

この資料は、Webサイトを作るときに引くためのものです。 何のために作ったか。作っているのは AK²Lab。